みずほ銀行における調査の結果

スーパーオキサイドラジカルは、栄養分を細胞のミトコンドリアでエネルギーに変換するときに自然に発生するのです。
このスーパーオキサイドラジカルが水の分子に働きかけると、2番目の過酸化水素がつくられます。 過酸化水素の別名は、私たちがよく知っているオキシドールです。

オキシドールは傷口などの消毒に使われますが、それは活性酸素が待つ強力な酸化力(殺菌力)を利用しているのです。 4種類の活性酸素によって、私たちにはいろいろな病気が起こります。
活性酸素の研究の歴史はたかだか判年ほどにしかなりませんが、研究が進むにつれて、活性酸素の持つ危険な顔が次々と明るみに出てきています。 ガンや糖尿病、心臓疾患といった生活習慣病をはじめ、肝硬変や脳卒中、それにアトピー性皮層炎にいたるさまざまな3番目の一重項酸素は三重項酸素がほんのわずか変形した形をしていますが、その変形が原因で強力な毒性(酸化力)を発揮します。
最後のハイドロキシルラジカルは、過酸化水素が2つに割れた形をしていて、活性酸素のなかでもっとも強力な酸化力を持っています。 そして、スーパーオキサイドラジカル、過酸化水素、一重項酸素、ハイドロキシルラジカルの4種類の活性酸素は、私たちのからだのなかで互いに電子をやりとりし、変身を繰り返しています。
たとえば、スーパーオキサイドラジカルが過酸化水素に姿を変えたり、過酸化水素がハイドロキシルラジカルになったりしているのです。 難病の原因の17パーセントが活性酸素と考えられるようになっているのです。
これほど多くの病気に活性酸素が関係しているのです。 健康の維持・増進のために、またガンや糖尿病などの生活習慣病を克服するために、活性酸素対策が絶対に欠かせないことがはっきり分かります。
先に細胞膜の話をしましたが、細胞膜のなかには、遺伝子などを包み込み、細胞の生命を握っている核膜があります。 細胞膜や核膜などは″生体膜″と呼ばれますが、この核膜も活性酸素の影響を受けます。
活性酸素の作用が核の中にまで及べば、生命や遺伝の全情報が記録されているDNAが傷つけられることになります。 これがガンや糖尿病の原因と考えられていますが、そのことについてはあとでふれることにしましょう。
生体膜が酸化されたりDNAが傷つけられたりすると、必要な物質を選択して細胞内に通したり老廃物を排出する機能が失われるほか、正常な細胞をつくりだすことができなくなってしまいます。 活性酸素がこれほど猛威をふるうのは、先に紹介したように強力な酸化力を持っているからです。

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